「凧凧揚がれ」がニューヨーク市場ならば、「タイタニック」は東京市場、特にTOPIXです。
昨日(11月16日)のニューヨークが1万400ドル乗せを達成したのに対し、日経平均もTOPIXも反応せずジリ安、いみじくも日経のコラムに米国市場を「流動性相場」と評していましたが、とすれば東京は「金欠相場」です、騰がる訳がないです。
自民党の補正予算は悪いから減額しておいて、自分達の補正予算は正しいからほぼ同額の二次補正を計上するって、その間の「つなぎ」も考えないものだから、日本経済は大弱り、個人消費の冷え具合ったらありません。
政治的に「仕分け」は正しくとも、その経済的マイナス効果を考えていないから、日本経済は凍りつきます。
不要不急な予算でも、それで食っている無辜の民が必ず存在します。
「正義」を振りかざすのは勝手ですが、それで生活できなくなって首を括った父親の敵討ちと称して、民主党議員暗殺を企てる息子が現れても知らないですよ、それ位の覚悟は政治家だから、日頃から持っていて下さい。
凍りつく日本経済、国民は政府に対し手痛いしっぺ返しを与えず筈で、株安もその一環です。
本日(11月17日)のレポートから。
国内最大手だけれど、その気概も矜持もないN証券、
関西ペイント(4613)「2継続」(目標株価780円→800円)
塗料の二大用途は自動車と建築、前者は補助金切れに伴って急降下、後者は2010年一杯まで余剰在庫の整理で手一杯、何故にこういう評価になる。
千代田化工建設(6366)「3→2格上げ」(800円)
今時、プラントを竣工させようなんて考える御仁、世界の何処を探しても居ません。
(了)