SQの清算価格が決まった瞬間から、流れが一変する場合がしばしばあります。
それもその筈、前後の出来高と比較すれば良く分かるのですが、少なくとも5億株、多ければ10億株前後が、寄り付きの一瞬で遣り取りされる訳ですから、その後は総撤退みたいな雰囲気になります。
つまり先物や信用売買と言った「不純物」がない、純粋な需給バランスが瞬間的にせよ出現することになり、ここで相場の「本当の方向性」を垣間見ることが出来ます。
9月11日の場合、SQ値が決まった直後から粘ることなく下げた日経平均、ですから今日(9月14日)の落ち込みは半ば「予言」出来たとも言えなくもありません。(本誌の「予言」は別、シクシク)
それから、一部にはその内容を入手出来る向きもあるでしょうが、やはり発売日当日と言うことで、四季報の内容も影響したと考えられます。
保有(検討)銘柄について、四季報を読んで初めて知ったと言う投資家も現実には多数います。
最も大切なのは、企業側の「大本営発表」と、市場が織り込む「業績期待」、そして今回の四季報見通し、最後に投資家自身の見立てです。
それぞれが如何に乖離し、どの方向で収斂していくかで、株価の推移が決まります。
意外に失望した投資家が多かったのではないでしょうか、特にセミプロ筋は。
本日(9月14日)のレポートから。
ここも「世界に冠たる」の枕詞が相応しいけれど、日本だけは例外か、MとS証券、
DOWA(5714)「Equalweight継続」(目標株価390円→730円)
非鉄金属は暴落する、賭けても良い(賭けませんが)。
(了)