これだけ予想が外れると、己を責める気にもなりません。
今日(9月9日)は午後2時発表の景気動向指数が無ければ、下げに歯止めが掛からなかったと思われます。
思わぬ好材料が出たお蔭で下げ幅を縮小出来た訳ですが、それでも地合いはそれほど良くない、買い方も売り方も焦れつつ相場を見遣っている、そんな状況です。
出来高は20億株乗せ、今晩(現地時間9月9日)はベージュブック(地区連銀報告)の発表がありますが、中身が良いと悪材料、慎重な見方であれば好材料です。(逆ではありません)
景気が回復したと判断されると、「出口戦略」と言うお化けが出てくるからです。
ですから、今回のベージュブックは意外と要注意です。
9月はこのベージュブックと14日の四季報発売が主な手掛かりですが、あと今月は先物とオプションの清算日(SQ、9月11日)がありますから、一波乱あるかも知れません。
10月になると主要企業の中間期最終見通しが続々と出てきます。
そして今の相場は、「最悪でも最終利益5割増」を織り込んでいますから、「知ったら終い」、いや「知る前に終い」になることも考えられます。
本日(9月9日)のレポートから。
国内大手、誠心誠意とだけは一緒にされたくないご様子のD証券、
SUMCO(3436)「4→3格上げ」
きっと有言無言の催促があったのでしょう。
でも、これだけ一斉に銘柄評価の見直し発表があると、かえって裏が在る様に思えてしまいます。
因みに住友と三菱のシリコンウェハ部門を無理矢理くっつけて出来た会社ですから、大和と三菱UFJが共同主幹事証券。
ライオンのたてがみが泣く、今やBOAの風下に立ったMとL証券、
日産自動車(7201)「Underperform→中立格上げ」(目標株価350円→700円)
同社の中間決算発表時に、存分に恥をかいて下さい。
(了)