唯今、日本時間6月9日午前3時半過ぎ、ニューヨークは下げています。
壊れたパチンコ台みたいだなと思いつつ東京市場を眺めていたら、どうもニュー
ヨークは息切れ、日本も早晩追随するのではないかと言うのが、リハビリ男の
見立てです。
為替は乱高下しますが、円高傾向で推移しそうな感じです。
為替相場も冥府魔道と言いますか、先週末(6月5日)の全米雇用統計の
数字なんぞ、絶対に当局の手が加わっているとしか考えられませんですから、
あの発表に伴うドル高は当局を牛耳る「ごーるどまん・さっくす」の一時凌ぎ
としか考えられません。
「逆張り」ほど楽しくて儲かる話はないですから。
今回から暫く、本人の「リハビリ」を兼ねて、業界別に検証してみることに
しました。
まずは自動車業界(国内市場)から。
この業界の留意点は次の三つ。
1)二十代以下の自動車免許取得率が急低下している
2)軽自動車の全体に占める販売比率は40%に達し、その勢いに陰りが
みられない。
3)残りの60%の内、ハイブリッドが一割を占めるに至っている。
つまり、
「少子化に加え若者の自動車離れで国内市場は構造的に厳しい状況下」
にあり、
「価格と燃費、経済性から軽自動車に人気が集まっているが、そこには
スズキとダイハツと言う二大巨頭が待ち構えていて(それぞれシェア
35%)」、
「残る乗用車分野でもバイブリッドカーを持たねば生き延びることは不可能」
と言う結論になります。
とすると、スズキやダイハツの軽自動車勢と、トヨタ、ホンダのハイブリッド車
生産技術を確立した所以外の自動車メーカーは、「狩られる」側に回ることに
なり、特に悲惨なのは日産で、図体はでかいのに国内販売台数は月間
3万台、第五位です。
つまり国内では過去の面影が最早無く(販売代理店、かなり雰囲気が
悪そう)、輸出及び海外販売に極端なまでに依存している構図で、おまけに
今度はあのロシア!に進出するそうで、お弔いの日は遠くないので今から
般若心経を覚えるつもりです。
そうそう、忘れてたまるかレーティング。
昨日(6月8日)のレポートから。
国内大手D証券、
住友商事(8053)「2→1格上げ」
ここに限らず、エネルギー関連に強い商社に対する評価を引き上げている
アナリスト連中が多いですが、天然ガスは価格が底這い、原油は市場操作
もそろそろ息切れ、どうします?
(続く)