以前に申し上げたことの繰り返しになりますが、特段の好材料が飛び出してもないにもかかわらず、株価指数がスルスルッと上昇するのは、大抵の場合、日銀によるオペ(公開市場操作)によるもので、しかもこれは「公然たる」インサイダーです。
因みに、オペの有無は翌日の日経に掲載されますので、推測が当たっているかどうかはそれで分かります。
さて、この「オペ」(市場への資金放出又は資金吸収)が「公然たる」インサイダーかと言うと、資金(翌日物)を放出する限りはそれを受け取る相手、具体的には証券会社の存在が必要であり、証券会社に声をかけた瞬間に、それは銀行、保険会社等の金融機関に伝わることになりますが、個人投資家にその情報が洩れることはありません。
ですから、予め仕込んでおいて後は提灯をつけて個人投資家に買わせ、その間に売り抜けて知らん顔。
今日(5月15日)の場合で言えば、朝から日銀の「お達し」があって各社の仕込が完了したのは10時頃、其処から上げて後場で売り抜けた訳です。
なお、オペは2営業日以上連続で実施することは稀ですから、仮に本日、オペをしていれば来週月曜は「オペ無し」です。
日経平均先物についてご質問がありましたが、個人的には「大人のおもちゃ(失礼)」ならぬ「自称玄人筋のおもちゃ」と認識しております。
ただ、シカゴ日経平均先物と現実の日経平均との間に、一定の相関性があるのはメルマガで指摘済みです。
本日(5月15日)のレポートから。
本当に国内最大手の気概も矜持も失せたとしか思えないN証券、
ソニー(6758) 「2継続」(目標株価2,290円→2,440円)
ご丁寧にもソニー生命、ソニー損保関連まで褒め称えています。
SONYFH(8729) 「1継続」(同36万4,000円→38万5,000円)
コマーシャルを観れば一目瞭然、業績の良い企業(或いは好印象を持たせたい企業)は著名俳優を起用します。
ソニー(損保や生命を含めた)のコマーシャル、それだけの金を掛けていますか。
ついでながら、誠心誠意個人投資家を騙すぞ証券、
ソニー(6758) 「2H継続」(同2,700円→2,850円)
メーカーを評価は簡単、「売れ筋商品が2種類以上あること」。
(了)