祝! 400円高!!
祝! 日経平均1万6,000円台回復!!
と素直に手に手をとって喜びたい所ですが、過去の棒上げ後の推移からみて、数日で帳消しになるでしょう。
近い所では、8月29日の暴騰も、その後2営業日で帳消しにお釣りがついてきました。
肝心なのは、週末発表のファニー・メイ、フレディ・マック救済策(公的資金注入=実質国有化)が、諸問題解決の決め手になるかと言う点ですが、ご覧のように一時的なカンフル剤になっても、根本的は治療薬にはなりえません。
簡単に言えば、政府が損を全て被ったことにより、「米国債格下げ」の可能性が出てきた、この副作用の方が遥かに大きいです。
なお、ポールソン米財務長官の重要発表が日曜日の場合が多いのは、出身母体のゴールドマン・サックスの利益を守るためです。
何よりも癒着している上海市場が上向きますし、なによりも発表前の段階から。アジア市場で買いポジションを取っていれば、濡れ手に粟で利鞘を稼ぐことが出来ます。
実は米国市場よりも韓国市場に神経を集中させています。
本日(9月9日)こそ株式市場も反発し、政府の大規模市場介入もあって、自国通貨ウォンは大きく値を戻しましたが、窮地に立たされている状況に変わりはありません。
また、まず確実に株価維持政策(=政府系機関や金融機関を使っての株式購入)も実施していますので、手元資金は寂しくなるばかりです。
市場介入の軍資金もそろそろ尽きる筈です。
今月一杯、ひょっとすると今週にも、「事件」が発生するかも知れません。
本日(9月8日)のレポートから。
世界屈指の大手証券JとPとM、
しまむら(8227) 「Neutral→Overweight格上げ」(目標株価8,000円)
今小売業に手を出すのは危険ですし、それでなくともユニクロの一人勝ち状態。
論外の評価です。
(了)