一般の方は今日(8月18日)から本業復帰なので、株式投資は小休止、代わって市場の主役に躍り出たのが、証券会社の自己売買部門を含めた自称「プロ」。
この種の輩は休暇前に手仕舞いしているので、職場復帰初日の今日、一斉に買いに走ります。
ですから急伸するのも当然と言えば当然なのですが、一枚上手がいました、本物のプロです。
後場になって本物のプロ、玄人が売りを仕掛けたら、自称「プロ」は腰砕けに。
朝から一斉に同じ方向に向かうなんて、初心者のすることですよ。
そもそも本物のプロは、過去の段階から先物で売り建て玉を大量に建てていますし、それらの評価益がありますから、値上がりすれば出鼻を叩くことができます。
それに、今日上げて引けている主要市場は東京だけです。
世界市場を眺めたら、今日市場に手を突っ込むのは賢明とは言えません。
ましてや、この情報を知らないで取引しているのであれば、己の情報音痴ぶりを悔やみなさいと言いたいです。
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK014928120080818
(キューバ国立銀行、日本貿易保険に輸入代金の支払いができなくなったと通告)
キューバは遂に、外貨準備高が底を突きました。
債務不履行(デフォルト)に至るでしょう。
そして、連鎖反応を招くことも予想されます。
それでも、今日の買いを正当化できますか。
本日(8月18日)のレポートから。
米国大手MとS証券、
ミクシィ(2121) 「Underweight→Equalweight格上げ」(目標株価60万円→75万円)
楽天(4755) 「Equalweight→Overweight格上げ」(同5.2万円→7.2万円)
天下のMSが採るべき所業ではないと思います。
金を差し出されて頼み込まれれば、何でもやるのなら「誠心誠意個人投資家を騙すぞ」証券と何ら変わらないです。
(了)