「海の日」などと言う愚かな祝日を設定するのは、無知蒙昧な為政者に任せて、投資家が体を休めることが出来ても、心のアンテナは一瞬たりとも休ませられないのが、今日(7月21日)みたいな日です。
今(日本時間7月21日午後2時頃)現在の世界(時間的にアジア中心)市況を以下にお伝え致します。
アジア市場は概ね上昇、あのソウルも大幅上昇。
東京も休場していなければ反発して、場合によっては利食いのひとつも出来たかも知れませんが、休場しているので絶対に出来ません。
文句は胴元(財務省)に言って下さい。
為替市場はドル円相場が1ドル=106.8円前後。
気になるのは人民元相場で、最近値上がり一辺倒でなくなっています。
本来ならば、株バブル崩壊に大災害が加わったのですから、痛めた懐を元に戻す意味でも、災害復旧資金(個人、団体を問わず)を調達する意味からも、海外に置いてある資金を本国に戻す動きが出てくるはずで、現実に対外直接投資にはその動きの痕跡がみられます。
なのに、人民元が上げ渋っていると言うことは、逃げている資金(外資)も多いということ。
日本や中国は経常黒字なので、資本収支の動向にはあまり目を向けられませんが、韓国、ベトナム、フィリピン、インド、パキスタンといった、経常収支が赤字か、インフレが手に負えない段階にあるか、政情不安を抱えているか、隣国が政情不安の国からは、外資がさっさと逃げます。
ですから、今ドル高自国通貨安になっている国の有価証券を購入、保有するのは大変危険です。
株式市場ではブラジルが要警戒。バブルが完全に弾けています。
今日はバンカメとアップルが決算発表予定。どうなりますやら。
(了)