今日(6月10日)は雑用に追われて、気付いたら相場が引けていました(泣笑)。
それにしても、地合いが良くないです。
上り調子の時は、前場がむしろ小安かったりして、後場に盛り上がってくる場合が多いのですが、今は逆で、出だし早々に息切れしてしまいます。
典型的な下げパターンですね。
アジア各国市場も冴えないですが、特に上海、香港が酷いですね。
それに、現時点(日本時間午後9時時点)で欧州各市場も悪いです。
これまでの上げ相場の牽引役、つまりNASDAQとブラジルが、今後は下げの主犯になっています。
世界的に、インフレ(とそれに伴う利上げ、特に新興国)と信用収縮(=流動性欠如)が同居する今、思わぬ事態が突発する可能性も否定できません。
米国の財務長官は、その立場を職権を利用して、ゴールドマン・サックスのみに奉仕することが許されるのでしょうか。
先月末に中東産油国を歴訪した際、お歴々からお叱りを受けたのでしょう。
「運用成績は悪いし、何とかしないとドルペッグ制止めるぞ」って。
ポールソン財務長官、そこで打ち出したのが、何と「為替相場への介入」、ドル買い介入の可能性です。
確かに、おそらく運用成績が酷いうえ、ドルが対主要通貨で下落したら、金主は怒りますわな。
5月末まで中国、日本、そしてブラジル市場を支え(勿論本国市場も)、相場を維持して含み損を少しでも少なく見せようと努力していました、ゴールドマン・サックスは。
でも、もう限界でしょう。
遠からず、司直の手を伸びると思われます。
本日(6月10日)のレーティングから。
大損出して格付けどころでない筈のLとB証券、
三菱重工業(7011) 「売り→買い格上げ」(目標株価470円→650円)
方向性は間違ってないと思うけれど、「売り」から「買い」の二階級特進とは、豪気ですね。
それなら、目標株価はもっと上ですよ。現実にその潜在能力はあると思いますよ。(中長期的ですが)
(了)