あくまで個人的な印象なのですが、週末は読書や情報収集に勤しんで自己研鑽に励み、週が明ければ実践にて感覚を研ぎ澄ませる、こういう姿勢を自然にこなすことが出来れば、結果(成果)は伴います。
自然のその状態に入ることが出来る場合、テレビを観る時間が減ります。
報道番組や経済番組も含めて、テレビと言うのは百害あって一利なし、そんな気がする昨今です。
今日も考えていたのですが、国内電炉の雄、東京製鐵の業績が悪化しているとすれば、市場はどうして、新日鐵も実績が目標に届かないと連想しないのでしょうか。
以前に紹介した「NIKKEI何でもランキング」によると、世界の粗鋼総生産量に占める、上位五社(ミタル、新日鐵、JFE、ポスコ、宝鋼集団)の比率は2割に届かず、「その他」が80.9%に達しています。
この状況では、価格支配力は皆無であり、有象無象は結局淘汰されますが、その過程で生き残りを賭けて大手に挑むのは、火を見るよりも明らかです。
勿論、鉄鋼業界が設備過剰で、構造不況業種であることは言うまでもないです。
下げ基調の相場における一時的反転局面は、今週(4月4日までの週)を含めた3週間で終わりそうです。
4月は経済の季節ではありません。世界的に政治の季節です。
おそらく、歴史は繰り返します、「アジア金融危機」の二の舞の兆候が出てきています。
特に近づいてはいけないのが、内外を問わず「新興市場」です。
これで下げ止まりなんて、とんでもないです。ここからが出発点です。
信用収縮が本格化するのは、これからが本番です。
(了)