原因不明の体調不良から、どうやら脱することが出来た模様です。
伏せっている間に日経平均は大台乗せ、図らずも「当たるも八卦、当たらぬも八卦」を地で行く結果となりました。
米国ではアップルの株価があれよあれよと言う間に600ドル近辺に達し、ダウ平均は1万3,000ドルを突破、ナスダック総合指数に至っては3,000ポイントを上回っています。
今の株価は現状を全然反映していません。
国家主導型の流動性相場が定着しつつあります。
ですから、2月の欧州地区新車販売台数が前年同月比で10%減を記録しても誰も気に留めず、日本でも相次ぐ業績見通し下方修正にも無反応、来期(今年4月以降)に対する根拠の無い期待感だけが上げ相場の要因となっています。
兎に角、労資一丸となって政権に対し景気底割れ防止策を声高に叫ぶものですから、円安誘導で誤魔化しているのが現状です。
日経の商品欄を読んでいると、「輸入品の増加」と言った類の表現が散見されます。
切羽詰った各国企業(特に中韓)が日本市場に殴り込みを掛けているのです。
陳腐化、成熟(産業)、或いは汎用品と言った用語が当てはまる業種や企業は、投資対象から外すの賢明です。
それからユニクロ、マツキヨ、吉野家、なか卯、マクドナルドが駄目なのに対し、一部のドラッグストアチェーンは、それこそ涙ぐましいほどの努力をしていまして、若い女子店員が法被を着て看板を持ちながら店外でタイムセールを訴えている姿を見た時は、理屈抜きにこの女の子に幸いあれと念じました。
でも投資対象は「お婆ちゃん関連銘柄」、懐が最も豊かだから。
それにしても、後生に幸福を残せそうにない小誌の世代は、やがてどの様な歴史の指弾を受けるのでしょうか。
本日(3月16日)のレーティングから。
胡散臭い外資系三羽烏の一角D証券、
ソニーフィナンシャル(8729)「BUY継続」(目標株価1,620円右、1,800円)
生保や損保で業績の飛躍が期待出来るとは思えないのですが。
(了)
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(以上小誌文責)