9月30日すなわち上半期末(海外企業は12月決算が多いので第3四半期末)を境に、これ程までに相場の様相が一変するのも珍しいのではないでしょうか。
先週(~9月30日)は幻想の一種と割り切って、早く忘れるのが身のためです。
それにしても、この時期に丸々一週間に亘って休暇(国慶節休暇)を国家を挙げて取得している中国、週明けの上海市場が阿鼻叫喚の嵐に見舞われても不思議ではなく、相当な混乱を内外にもたらす事態も想定して置くべきかも知れません。
米国ではコダックに続いて航空会社AMRに倒産観測が浮上、これで株価に上がれと言うのが無理な話です。
提出期限の無い宿題は無く、締め切りの無い募集は無く、仕上げ時期が決まっていない仕事がないことは、民主党と言う摩訶不思議な政党に属する、存在意義を見出せない人間集団を除いては、敢えて口外しなくとも理解している「暗黙の了解」です。
その「締め切り」を守らなかったらどうなるか、それが今のギリシャで歴史から「置き去りにされて転げ落ちる」ことになります。
要はギリシャ以外に世界の関心が移るだけで、ギリシャに地獄図絵が出現しても、関係各国が返り血を浴びても、ギリシャは依然として「問題」なのですが、やがて誰も「問題視」しなくなります。
そして「次の生贄」に話題は移っていきますが、それがユーロ圏(或いはEU)であるとは限りません。
本日(10月4日)のレポートから。
胡散臭い外資系三羽烏の一角、UとBとS証券、
不正取引で巨額の損失を蒙った分際で、他人様を評価するその無神経さはさておき、
シャープ(6763)「NEUTRAL→BUY格上げ」(目標株価750円)
発売一年で販売中止に追い込まれたガラパゴス、テレビから撤退し小型用途に特化した液晶パネル亀山工場、経営が場当たり的で拙劣です。
(了)
メルマガに就きましては、左側「お知らせ」欄をご参照願います。(毎週水曜日夜、土曜日夜発行)
最大1ヶ月の試読期間(お試し期間)がございますので、是非ご利用下さい 。
(以上小誌文責)