冒頭、体調不良とは言え、突然の休載、お詫び申し上げます。
併せて、メルマガも併読されている読者各位に対しまして、遅配等でご迷惑をお掛けしたことを心より陳謝致します。
体もだるいし頭にも霧がかかった様な感じなのですが、脳味噌の芯の部分だけは確からしく、特にメルマガ執筆時にはそれが顕著で、泥沼の中を泳いでいるのに先が見えている感触です。
そんでもって本日(1月24日)の日経平均は70円高、出来高は19億株弱、週初から好調(?)な滑り出しです。
でも下がる、加速度を加えながら下がります。
経験則から言えば、株価(日経平均)の天底と最も相関性が高いのは「評価損率」で、それがマイナス6%台にまで低下していますから、暫く下がります。
その期間と幅は、結構長期かつ大幅と考えた方が良いのではないかと思われます。
今週から国内企業の決算発表が始まりますが、四半期決算は中間決算や期末決算(本決算)と違って、法律上は提出の義務がありません。
ですから数字を「作る」ことが出来ますから、ここで盛り上がっても「結末(本決算の内容)」を知っている連中は、ここで売り抜けますし、その売りそのものが市場への負担となります。
相場は長ければ半年以上、同じ基調が続く時があり、その間の50%程度の上げ下げは決して稀ではありません。
以前にも申し上げましたが、「ハイエナと落ち武者狩り」の精神をお忘れなく。
本日(1月24日)のレーティングから。
「世界に冠たる」GとS証券、小誌とは不倶戴天の仲ですが、
エルピーダメモリ(6665)「中立→買い格上げ」(目標株価950円→1,350円)
因みにDRAM価格、新年に入って1ドルを割り込んでいます。
採算分岐点は1ドル台前半、ですからエルピーダも、サムスンもハイニックス(いずれも韓国)も、この分野は採算割れの大赤字、しかも市場規模が収縮しながら、DRAMからNAND型フラッシュメモリに需要が移行すると言う構造的問題を抱えています。
日経新聞を読みなさい、GとS証券。
(了)
メルマガに就きましては、左側「お知らせ」欄をご参照願います。(毎週水曜日夜、土曜日夜、各々午後11時台の発行です)
最大1ヶ月の試読期間(お試し期間)がございますので、是非ご利用下さい 。
(以上小誌文責)