相場がどうも怪しいです。
為替は「対円を含めたドル全面高」、と言っても1ドル=85円台後半ですが(日本時間8月20日午後10時半現在)。
ニューヨークのダウ平均も下げて始まっているし、金(=ゴールド)も原油もベタ下り、こうなりゃ例によって、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」で来週(8月23日~)を占いましょう。
「日経平均は9,000円を割り込んでいる(ついでに言えばダウ平均は1万ドルを割り込んでいる)」
「原油はバレル当たり70ドルを割り込む。金もトロイオンス当たり1,200ドルを下回る」
為替については少し注記が要るのですが、日経新聞によると個人、特に女性がFX(為替先物証拠金取引)に手を出していて、その多くが円の空売りだそうです。
先物取引の勝ち負けの判定は難しいですが、現在1ドル=85円前後ですから、90円まで戻したら円売りの勝ち、80円に達したら円買いの勝利とします。
「一瞬だけでも一度だけでも90円の方に先にタッチする」可能性はあります。
ですが定着するのは80円前後です。
つまり信用不安が世界規模で浮上する度に、日米長期国債に象徴される「安全資産(金融商品)」に資金が流れ込むことになりますので、円高に傾きます。
留意すべきは、「実体経済は金融経済に必ずしもその現状が反映されない」ことで、要は日本経済が疲弊していても、それに関係なく円高になることも有り得る訳で、どうぞ金融市場の恐ろしさを実体験して下さいとしか言い様がありません。
ということで、来週ではないですが、
「ドル円相場は80円割れする」
本日(8月20日)のレーティングから。
胡散臭い外資系三羽烏の一角UとBとS証券、
日本郵船(9101)「BUY継続」(目標株価430円→470円)
海運の儲け頭は原油の洋上備蓄、それが今、取り崩されようとしています。
(了)
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