国家全体の稼働率が100%である場合の想定GDP(国内総生産)と、現実のGDP(500兆円程度)を比較した値で、この数字がマイナス8%と言うことは、40兆円前後の総需要が不足していることになります。
もう鳩ポッポ政権の経済運営の拙劣ぶりには言及しませんが、「影の番長」小沢一郎を含め国家経済を運営していると言う認識が無く、従って問題意識を持たないが故に、当然のことながら解決案を求める考えすら浮かんでこないと言う、極めて能天気な日々を送っています。
何で政権交代が実現したか、阿呆太郎と言う漢字(つまり日本語)の読めない人物が国家の宰相になったことへの国民の嫌悪感であり、端的に言えば国民が自分より馬鹿な人物が権力の頂点に立ったことへの忌避宣言で、そんな馬鹿を頂点に立たせた馬鹿自民党への懲罰であって、政権交代が実現した時点で、鳩ポッポの存在意義の半分は失せています。
後の半分は公務員と言う「持てる層」に対する「持たざる層」の反逆、本当は非資本主義的部分に対する資本主義的部分の叛旗なのですが、これも「仕分け」が終われば政権の社会主義的本性があらわになります。
多分、来年の参議院選挙は民主が大敗します、これだけの不況で与党が勝とうと思えば、「小泉マジック」並みの見せ場がないと無理です。
民主と付き合って株価も下がる、本誌の様な素人でも出せる答えです。
小沢や鳩ポッポに質問したい、「これ以上の円高が国民生活に与える影響を数字を挙げて説明せよ」。
一般国民でもその気になれば答が出せますが、問題意識が無ければ答えを持ち合わせることは不可能です。
(了)