先日、ローカルの深夜番組を観ていたら、所謂ギャルの間では、イギリスの首都は「フランス」(パリじゃないよ、フランス)で「定説」になっているらしく、同志社大学の女学生もそう答えていた場面では、思わずテレビに向かって唸ってしまいました。
因みに、その他の少数意見は、アメリカ、ベルリン。
まあ、思い込んでしまえば、なかなか訂正は利かぬものです。
国内外の株式市場の市場関係者、或いは投資家だって偉そうなことは言えません。
現段階の予想PER市場平均値は37.5倍、その半分程度が標準値ですから、「来年には企業の純利益(最終利益)が今の2倍になる」と思い込んでいるわけです、市場参加者は。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090828-OYT1T00959.htm?from=navr
「日産スタジアム」業績悪化で命名権更新せず
貧乏な企業は余計な支出から削っていきます。
換言すれば、スポーツから手を引く企業の業績は確実に悪化していると言わざるを得ませんし、しかも業績を上向かせる手立てがないと公言している様なものです。
つまり日産自動車に就いては、「予想以上に業績が悪く、それが好転する公算は極めて小さい」との推測が成り立つことになります
やむを得ず撤退する時は速やかに実行に移す、これが鉄則です。
トヨタやホンダがF1から撤退したのは、まだしも経営がしっかりしている証拠です。
「業績が急速に悪化していても、次世代自動車開発の原資は確保する必要があり、そのためには下らない見栄を張ることは許されない」と言う決断が出来るだけの脳味噌と肝が経営陣にあった訳です。
ハイブリッドで先行するトヨタをホンダが追走し、三菱でさえ電気自動車を出しているご時世に、かつてのビッグ・スリー宜しく低燃費車を「出す出す」と、口先だけなのが日産。
「東洋のビッグスリー」、こんな呼称は如何ですか。
(了)