今日(11月14日)の相場を語るにあたっては、その前に昨夜(現地時間11月13日)のニューヨーク市場の動向を確認する必要があります。
一時は8,000ドル近辺にまで急落したニューヨークのダウ平均ですが、現地時間午後一時を期して急反発、結局550ドル高の8,830円を少し上回った水準で引けました。
特に手掛かりもないのに900ドル以上乱高下すると言うことは、FRB(連邦準備制度理事会)と財務省が市場に介入したということ。
具体的にはFRBが大量に市場へ資金を放出し、財務省が公的機関を通じて買い支えたと言うことです。
ただ、FRB(バーナンキ議長)も財務省(ポールソン長官)も、あのゴールドマン・サックスの手下ですから、これは完全に私利私欲から出た行為です。
対する日本ですが、米国の株高を受けて日銀は動かず。
FRBと財務省がニューヨーク市場で動いたのは、今日が日本のSQ(先物・オプション清算日)であったことも、理由のひとつと思われます。
SQの値は8,628ですから、それ以下のコールオプションは紙屑にならずにすみました。
仮に前日のニューヨークが8,000ドル前後で引けていたとすれば、日本でSQ値が8,000を割り込んでいた公算が大きく、その点を加味すれば、ゴールドマンは8,000~8,500で大量のコールオプションを保有していたのではないか、そう推測できます。
この仮説が正しいとすれば、来週は最早買い方には余力が無いと理解できます。
それを裏付けるのが本日の出来高で、SQにもかかわらず20億株を少し上回った程度。
SQによる水膨れを5億ドルとすると、実質上の出来高は約15億株で、買い方の「弾切れ」が一目瞭然です。
結論は「今週より来週の方が怖い」
本日(11月14日)のレポートから。
日清食品HD(2897) 「2H→1H格上げ」(目標株価4,200円→3,900円)
流石、誠心誠意個人投資家を騙すぞ証券の銘柄評価は一味違います。
小麦価格高騰を理由に、欲張ってそれ以上の値上げを断行したものの、消費者離れを招いただけです。
それを格上げと言う貴レポートはもの凄く異色、浮世離れしています。
(了)