この異常な状況下で、順当な考えがはたして通用するかどうかも怪しいのですが、「権力の空白期間」である来年1月20日までのどこかで、底割れした挙句大底に至ると考えるのが妥当と思われます。
問題はオバマ大統領就任後に二番底、或いは大底よりも更に深い「巨大底」が待ち構えているかどうかですが、今の所、利権の分配には抜群の才を示しているオバマ次期大統領ですが、経済が分かっているのか、或いはゴールドマン・サックスにおんぶに抱っこで、現状を乗り切れると思っているのか、仮に後者だとしたら、世界中から総スカンを食っている(裏社会は除く)金融機関と抱き合い心中することになりかねません。
日本でさえ、バブルの後遺症を完治させるのに13年を要した訳ですから、大統領在任中の4年間はどうもがこうと、米国経済は不況から抜け出せないと理解すべきです。
金欲しさに日本と中国を目の仇にするでしょうが、結果的に日中接近を促すだけで、結局何も出来ないで政治の舞台から退場するのではないか、そんな気がします。
さて、日本に限りませんが、株式市場は多少の乱高下に慣れっこになってしまい、一種の神経麻痺状態にあります。
今日(11月7日)も27.2億株の出来高を記録し、ネット証券の口座開設数が急増していると言う一部報道を裏付ける結果となっています。
権力の空白期に株価が上がると言う考え方にも付いていけませんが、せめてもうすぐ発表の全米雇用統計をみてからでも遅くないと考えられないのでしょうか。
毎月第一金曜日が全米雇用統計の発表日であることは、実践に入る前に調べておくべきことです。
個人的には、以前に決めた水準に落ち込むまで、静観を決め込む考えです。
本日(11月7日)のレポートから。
胡散臭い外資系三羽烏の一角、CとSとFとB証券、
トヨタ自動車(7203) 「Underperform→Neutral格上げ」(目標株価4,480円→4,800円)
他の証券会社なら、少しは真意を確かめる気にもなるのですが、ここはまず自己売買部門が塩漬けにしています。
アマチュア以下です。
(了)