今週(~10月17日)は米国系金融機関の決算発表が集中しましたが、来週(10月20日)以降は米国系製造業の発表が本格化します。
それから来週末(10月24日)には中国工商銀行が発表予定、相場はこれらに一喜一憂する展開なると思われます。
再来週(~10月31日)かその翌週までの、期間限定「俄か買い方応援団」としては、週毎に少しでも良いから上向いて引けて欲しいのですが、とにかく今の相場は乱高下が極端に激しく、素人には手が出せない環境になっています。
ですから、応援団としてはあくまで応援に留め、参戦は遠慮させて頂いています。
これだけストップ高、ストップ安が交互に表れると、本来の仕事にも支障をきたしかねませんから。
情報を総合すると、どうやら「投資の神様」にして投資会社バークシャー・ハザウェイの総帥ウォーレン・バフェット氏は、ゴールドマン・サックス(GS)を見限ったのではないか、そう思えてなりません。
と言いますのも記憶が正しければ、ワコビアをさらったウェルズ・ファーゴの大株主が、他ならぬバフェット氏(持ち株比率9.2%)で、大株主にして最大級の影響力を有する人物の不利益になる行為は、了解がない限りできません。
とすれば、GS・シティグループ連合にとって至上命題だったシティによるワコビア買収を阻んだのも、バフェット氏にとって少なくとも不利益ではなく、しかも事前に了解を与えていたことになります。
何でそう解釈できるかと言うと、GSの増資に応じたバフェット氏が持ち出した条件が、それでもGSのお蔭で今の自分がある人物のすることかと言いたくなるほど、過酷な内容だったからです。
つまり、損が出ない条件を付けていました、バフェット氏は。
(了)