リーマンに振り回されて、おそらく定時には入稿する気力も体力も失せていると思われますので、まだ意識(?)があるうちに本日分を入れさせて頂きます。
本日の東京市場、下げるのは間違いないですが、仮に何らかの理由(ドルの買い戻し、AIG救済案の成立、米国利下げ期待等)で後場に下げ渋っても、慌てふためかないことです。
「リーマンショック」は各地に伝播します。
むしろ弱者が市場から退場しただけ、米国の方が懸念材料がなくなったとも解釈できます。
換言すれば、今後も米国発の衝撃波が発生する可能性は存在しますが、それ以外の地域で別途、不測の事態が発生する確率も大きくなっています。
今回、つくづく思い知らされたのは、
「考えられる限りの悪材料を織り込んだ上で、それでも割安と判断できた場合にのみ、市場に参加する」、
そして
「その判断には如何なる私情も挟まない」
ことの大切さでした。
それとやはり「心技体」の充実です。
今回はまさに「見えざる手」によって救われましたが、危うく仕込みかけたのは、頭でっかち、つまり理屈が先行していたことは否めません。
思考を重ね、各方面から検討することの重要性を否定するつもりは、毛頭ございませんが、理屈が現実を振り回すようなことはしてはならないのです。
厳しい検証と共に、すんなりと現状と見通しが説明できる、そんな場合にのみ、成功が待ち構えているのではないでしょうか。
本日はまだ資料も手元にございませんので、レーティングに関する弊意開示はご勘弁の程を。
最後に、手元で確認できるリーマン・ブラザーズの最新(=最期)の格付け評価を掲載して、終わりに代えさせて頂きます。(いずれも9月11日公表分)
IIJ(3774) 「Overweight継続」(目標株価51万円→47万円)
GMOインターネット(9449) 「Equalweight継続」(同500円→530円)
合掌
(了)