今日(7月17日)だけでも250円の大幅安ですが、時間外でまだ下げている日経平均(先物)。
要するに、ポールソンが「切り札」を出す時機を誤ったうえ、そもそも手持ちのカードの中に切り札がなかったのです。
今回は西海岸で金融機関が「飛んだ」のが直接の発端なのですから、取り付け騒ぎを起こした時点で負け、ポールソンは財務長官失格。
こりゃ、任期中の解任も有り得るかなって状態になりました。
GSは当分、世界中から袋叩きにされるんじゃないでしょうか。
取り付け騒ぎが起きた場合の対処法はただひとつ。
金融機関の店頭に溢れんばかりのドルをうず高く積み上げること。
とにかく、邦銀以外は取り付け騒ぎの連鎖反応が起きる恐れがあります。
ずっと金融株には手を出すなと申しておりました。
仮にそれでも買い増した、或いは新規に仕込んだ方は、ご自分を罰して下さい。
本日(7月15日)のレポートから。
英国系と言うべきか、香港系と言うべきか、HとSとBとC証券、
新日本製鐵(5401) 「Neutral→Overweight格上げ」(目標株価710円)
米国系大手MとL証券、
新日本製鐵(5401) 「買い継続」(目標株価714円→730円)
じゃあ何で、新日鐵のボーナス、前期比で減額なのですか。
経営の現状と先行きを一番知っているのは、他ならぬ労使当事者です、怠け者アナリストじゃありません。
(了)