おそらくゴールドマン・サックス(GS)の思惑通り、素人筋が喰い付いてきました。
内心、してやったりでしょう、これで楽々と売り抜けられます。
前日のニューヨーク市場で、原油価格が少しだけ下がり、ドル円相場が少しだけ円安に振れ、ダウ平均が少しだけ上昇すれば、翌日の東京の日経平均は大きく上がる、見事な仕掛けです。
時ならぬ騰勢に、失業率の悪化や有効求人倍率の低下、鉱工業生産の下落は、今買っている方々には目に入っていないでしょう。
ただ、今回の大仕掛けはGS単独では出来ません。
GSだって他行と似たり寄ったりで、資金が潤沢な訳ではありません。
その背後に黒幕がいます。
その辺りは、明日か明後日発行予定の、メルマガ臨時増刊号までにじっくり考えるつもりです。
大体、目星は付いていますが。
それから、実は今日(5月30日)、一部米国系金融機関の四半期末です。
期末の縛りが無くなる6月、相場の推移が見物です。
ところで、昨今の東京市場の騰勢には、買い方も予想外だったと思われます。
ニューヨークは勾配が遥かに緩やかです。
この違いは何処から来ているかと言いますと、待機資金(手元流動性)の差なのです。
日本の個人投資家や企業、機関投資家は、しこたま預金していますから、その一部を取り崩せば今日の様な相場を作ることが出来るのです。
米国は意外と素寒貧なんです。だから踏み込めません。
本日(5月30日)のレポートから。
その世界に冠たるGとS証券、
アイシン精機(7259) 「中立→買い推奨格上げ(コンビクションリスト新規採用)」(目標株価 3,900円→4,200円)
トヨタを弄っているのは御社ですか。トヨタ自身が北米での苦戦を認めているのに。部品子会社は例外なのですかね。