FRB(米国連邦準備制度理事会)による利下げ決定(0.75%)よりも、大手金融機関2社の決算内容が、予想よりも良かったことを囃し、米国市場は400ドルを超える上げを演じました。
本日(3月19日)の東京市場にも、その勢いは伝わったのですが、市場が手放しで好感しているかと言うと、そうでもなさそうです。
その前に、昨日(3月17日)後場の不可解な戻り相場から、理解する必要があります。
昨日は後場に入り、日経平均は急速に値を戻しました。
今から考えれば、完全なインサイダーだった訳です。
ゴールドマン・サックスとリーマン・ブラザーズの決算が、市場予想を上回ることは、それらの傘下企業にも知らされていた筈ですから。
そして今日を迎えた訳ですが、情報を先取りしていた側が、さっさと利食いに走って手仕舞ったことは、本日の株価がシカゴの日経平均先物の終値(12,460円)に届かなかったことからも分かります。
また、出来高が21.3億株に留まったことは、追撃買いが出来ない買い方の資金事情を物語っています。
それより明日の東京市場は休場です。
今、東京市場で買い残をお持ちと言うことは、今晩と明日の晩のニューヨーク市場を織り込んでいる、或いは読みきっていると言うことになります。
本日(3月18日)のレポートから。
今回も、誠心誠意個人投資家を騙すぞ証券から、
新日本製鐵(5401) 「1M継続」(目標株価900円→800円)
今の株価は475円。300円以上の上値余地の内訳を教えられたく。
(了)