以前、経済関係のブログの良し悪しを見定めるための目安として、「先物取引業者と英会話学校のバナー広告を掲載している連中には気をつけろ」という主旨のお話をしました。
今回は、「カタカナ、アルファベット企業は、疑ってかかれ」です。
勿論、外来語まで無理に日本語にせよとは言いません。
例えば、インジウムと言う鉱石を扱っている企業ならば、「日本インジウム興業」などという名称で一切構いません。
しかし、新興市場銘柄のみならず、老舗企業、成長企業でも、カタカナ、アルファベットの名称の企業は、まず疑ってかかった方が無難です。
JFEHDってどんな会社か、特に、ご年配の方に説明できますでしょうか。
要は、旧川崎製鉄と旧日本鋼管が合併した際、新会社に相応しい名称が頭に浮かばず、アルファベットで誤魔化した次第です。
Jの意味、Fの意味、Eの意味、H及びDの意味、そこに深い意味が込められていると思えるでしょうか。
松下も然り、社名をパナソニックに変更する由。
こういうのを、秘かに「香港化」と呼んでいます。
ブルース・リーにしろ、ジャッキー・チェンにしろ、英語名と中国語名がチャンポンになっています。
彼らは勿論、中国人ですが、英国風の芸名を付けなきゃ売れないという考えに洗脳されていたのです。
ですから、「英語名 + 中国名」。植民地根性なのです。
社名をカタカナ、アルファベットにするのも同じ理屈です。要は、「欧米人が聞き取りにくい、発音しにくい名称では、営業に支障をきたす」という、負け犬根性です。
松下も、背景にはプラズマテレビの売り負けがあります。液晶テレビに勝てないのです。
即日、注目リストから外しました。
(了)