ドル円相場が1ドル=75円台に一時突入したとの由、我が国にとってこの上ない慶事です。
貿易収支を観れば一目瞭然ですが、日本は既に所謂「加工貿易」の域を脱し、貿易収支の項目が経常収支全体の黒字化に貢献しています。
誰も真似出来ない高付加価値製品(部品)は日本、原材料の調達と組み立ては中国、消費地は米国と言う「棲み分け」が出来ていますので、残りの部分、欧州と韓国は居所が無くなりつつあります。
その欧州市場、今回はフランスが標的の様ですが、金融当局者の鬼の如き形相が目に浮かびます。
おそらく公的機関を総動員して買い支えたのでしょう、主要株価指数CACは5,000ポイントを一時割り込みながらも前日終値近辺で引けています。
これからの欧州は力量に沿った相応の地位が与えられるでしょう。
ヒューレット・パッカードがパソコン部門を売却、パソコン本体を売っていても儲けに繋がらないことを教えてくれる経営判断でした。
それはすなわち、周辺機器を含むパソコン搭載半導体及び電子部品の販売不振、価格下落が顕著になりつつあり、現にDRAMはスポット価格が0.7ドル、完全な採算割れです。
今後国内外の株式市場が如何に推移しようと、ハイテク銘柄は「既に死んで」います。
本日(8月19日)のレポートから。
あくまで相対評価ですが、GとS商権の判断は意外と「当たらずとも遠からず」で、無茶にも程があると言いたくなる格付けは思いの他少ないです、個人的印象ですけど。
胡散臭い外資系三羽烏の一角D証券、
パイオニア(6773)「BUY継続」(目標株価530円→505円)
いまだに買い推奨とは、ではお尋ねしますが、パイオニアのコマーシャル、最近増えましたか。
(了)
メルマガに就きましては、左側「お知らせ」欄をご参照願います。(毎週水曜日夜、土曜日夜発行)
最大1ヶ月の試読期間(お試し期間)がございますので、是非ご利用下さい 。
(以上小誌文責)