ご無沙汰しております。
連載物は一度筆を置くと再開するのが億劫になりますので、出来る限り続けなければいけないと反省する次第です。
それにしても1ドル=78円で1万円の大台を持ちこたえている日経平均、しかも出来高は14億株前後で閑散の極みですが、これだけ円高嫌いの国が今回は全くの不感症、いずれ真相は明らかになるでしょうが「復興需要」の幻想は中間決算が公になる秋口に「幻滅」へと変わるでしょう。
今回の円高は震災に伴う損失補填の為の資金還流とみるのが妥当で、これは実体経済で使われるもので金融経済には回ってきません。
それからメルマガで申し上げた通り、ムーディーズがギリシャを下から二番目の「CA」に格下げ、最低の「C」にしなかったのは所謂寸止めで、結局は最低水準に落ち着くことになります。
それでもユーロ圏加盟国はギリシャ国債を購入すると言うのですから、紙切れと本物の紙幣を交換している様なものですが、これは格付機関が正しいか、ユーロ圏に正義があるかの面子を賭けた戦いでもあり、格付機関を擁する米英が勝利すると言うのが小誌見解です。
この状態でギリシャ以外の劣等国の格下げを喰らって、果たしてユーロ圏が持ちこたえられるか、大いに疑問です。
本日(7月25日)のレーティングから。
「世界に冠たる」GとS証券、
日本電産(6594)「買い継続」(8,200円→8,600円)
何度でも申し上げますが、半導体及び電子部品関連銘柄は総見送りです。
しかもHDD(ハードディスク駆動装置)の出荷台数が伸び悩んでいます、フラッシュメモリに喰われて。
(了)
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(以上小誌文責)