現地時間の今日(6月28日)からギリシャでは48時間のゼネスト、それでもそんなことお構いなしに日本もアジアも欧州も戻り基調です。
ギリシャの国会で緊縮財政法案が採択されることを前提とした、一時的楽観論が広がっているのですが、問題は其処から、実効性と実行性が伴わないと何の意味もありません。
つまり法案採択後の方が怖い訳で、7月が要注意と言えます。
欧米市場が浮ついている理由にはもう一つ、「米国版量的緩和政策が7月以降も形を変えて継続実施されるのではないか」と言う儚い希望があるからで、その希望的観測は夢であることが早晩明らかになります。
話変わって、パナソニックが子会社化した三洋電機を対象に1万数千人規模のリストラを打診しました。
合併に伴い余剰人員が発生するのですから人員削減は当然で、その負担は吸収された側に重くのしかかるのが常ですが、これは同時に、姻戚関係にある松下家と井植家の、長年の確執の最終的「清算」の意味合いもあります。
因みに「のなか と〇よ」なる人物(既婚)、爺さんの方の井植氏の「小指」ですから、在任中は様々な経路で三洋からのなか家の口座に金銭が流れていました、体の良い「手切れ金」です、私物化も甚だしいですが。
パナソニックを松下家の桎梏から解き放つ際の条件の一つが「井植家殲滅」だった訳です。
本日(6月28日)のレポートから。
「世界に冠たる」けれど、蟷螂の小誌とは全く意見が合わないGとS証券、
東京製鐵(5423)「中立→買い格上げ」(目標株価965円→1,045円、買い推奨特選銘柄採用)
今日の日経の商品欄を御覧なさい、阪神大震災の時も今回も「仮需」が発生して然るべき分野で製品が値下がりしています。
仮需に期待し過ぎて本来の需要の純減に気付かないのであれば、それは学習効果がないと言わざるを得ません。
(了)
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(以上小誌文責)