昨日(現地時間4月14日)のニューヨーク市場での、公的資金の買いっぷりは凄かったです。
略称UI=全米新規失業保険申請件数が久々に40万件越えを記録、出だしは直滑降でしたが、終わってみれば小幅高で100ドル安から見事に生還しました。
今日(4月15日)の東京市場は、特に大きな公的機関の買い支えはなし、日経平均の週末終値を比較しますと、
1万690円→1万250円(3月11日震災発生日)→9,540円→9,710円→9,590円(4月15日)
震災で卓袱台が引っくり返った状態から、冷静さを取り戻したのも束の間、ここから息切れが顕わになってきます。
災害等が業績に与える影響は、暫くすれば企業が公表しますし、大雑把な所は企業HPを開けばその内容から概算出来ますが、証券会社も機関投資家も個人もそれをしようとしません、不思議なことに。
その場の雰囲気に呑まれて売買するものですから、得をするのは証券会社だけです。
震災の影響は前回の「阪神」の時と同様、忘れた頃に本格化します。
前回は日本売りと呼ばれた円売りですが、今回も中期的には1ドル=120円程度を覚悟しておくことが必要と思われます。
短期的には「株安+円安」で変わりなし。
本日(4月15日)のレポートより。
胡散臭い外資系三羽烏の一角CとSとFとB証券、
Jフロントリテイリング(3086)「NEUTRAL継続」(目標株価360円→320円)
贅沢に慣れている人間にとって「自粛」は苦痛ですから、いずれ客足は通常通りに戻ります。
(了)
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(以上小誌文責)