バブル華やかりし頃まで遡らなくとも、小泉改革が功を奏しつつあった時代、まだ年末は忘年会とかで賑わっていたし、タクシー業界もそれなりに潤っていたことでしょう。
昨夜(12月14日夜)はタクシーの行列が復活、それも駅の両側で長蛇の列でしたので、「こりゃ駄目だ」の印象を新たにしました。
それでも株価は落ちないです、流動性相場ですから。
それに「阿波の殿様」こと大塚ホールディングスが上場、久々の大型上場でしたので、それに向けての環境整備の意味合いもあったかと思われます。
大塚化学や大塚薬品、大鵬薬品等を傘下に収める大塚ホールディングス、「阿波の殿様」と言うのは出入り業者などが少々皮肉を込めて使う言葉で、要は「夜郎自大」、「井の中の蛙」。
地元で無敵ですから、無意識的に我侭が社風として身についている企業です。
誰もが泣かされるか、気分を悪くした経験を持っていますので、何時しかこの様な称号が定着しました。
小誌も「化学」については知っています。
その印象通りなら、「上場してやるのだから、それに相応しい株価でないと乗れない話」位のことは、幹事行や主幹事証券に言っていても不思議でない企業です。
これでまた、相場水準高止まり要因がまた一つ減りました。
本日(12月15日)のレーティングより。
胡散臭い外資系三羽烏の一角CとSとFとB証券、
国際帝石(1605)「OUTPERFORM継続」(目標株価46.5万円→63.1万円)
石油資源開発(1662)「OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ」(同4,600円→3,100円)
要するに、原油価格が今後も高止まりするのか、それとも底割れするのか、スイスの本社でも推し量りかねていると言うのが実情でしょう。
だからって両方に保険を掛けるのは見っとも無さ過ぎます。
(了、以上小誌文責)