海外は通常営業、加えて米国中間選挙の結果次第では、市場に影響があることも考えられると言うことで、昨晩の疲れをゆっくり取っている国内市場関係者とは異なり、市場動向と開票状況の両方に神経を尖らせています。
米国の選挙の特徴は東海岸と西海岸で3時間の時差があり、投票締め切り時間も早い地域と遅い選挙区があること、それから投票締め切りと同時に所謂「出口調査」が始まりますので、その数字が投票時間帯の選挙区や州に続々と伝わってきます。
ですから東部の動向次第で、中部から西海岸地区の投票動向が左右されますが、仮に世上の予想以上にオバマ政権の与党民主党が惨敗した場合、それは増幅されながら東へ東へと伝わります。
選挙結果が金融市場に与える影響ですが、当日や翌日はえてして小さいものです。(再び「当たるも八卦当たらぬも八卦」のお札登場)
ですが野党共和党は「減税、経費削減、国民皆保険制度の撤廃、市場への政府介入の全面廃止」を掲げて戦い、有権者の共感を得ているのですから、流動性低下と言う面で絶対に悪材料です。
自称「専門家」の連中は、「平和と不景気の共和党政権、戦争と好況の民主党政権」と言う政治格言をお忘れのようです。
(了)
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