各国の中央銀行総裁を集めて一席ぶったと思ったら、「米国経済の健全確保のためにはあらゆる手段を講じる」、たったこれだけ。
具体策がありません、単なる決意表明に過ぎません。
弓折れ矢尽きたことを強がって言えば、「あらゆる手を尽くす」と言う表現になります。
分野を問わず、実行力のある人物は言葉を発する暇があったら行動に出ます。
実行力の無い輩ほど言葉が多くなります。
つまりは「実弾が切れた男」、それがバーナンキFRB(連邦準備制度理事会)議長の今の姿です。
学者としてのバーナンキ氏は、不況の研究の権威でした。
ですが研究不足だった模様で、実際の不景気に遭遇して期待通りの手腕を発揮出来ていません。
致命的なのが「米国経済は回復途上にある」と嘘を言い続けてきたこと。
権威と信頼が失墜した人物の発言は、逆効果を生むだけです。
今回は市場も敬意を表しましたが、次回は無視することになります。
解職の日も近いでしょうね。
東京市場、信用倍率が危険水域の3.0倍を突破したまま高水準を維持。
週末終値として今年初めての9,000円割れ、それでいて信用倍率(貸借倍率)は危険水域、ではこれからが下げの本番と言う結論になります。
(了)
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