昨日(現地時間4月19日)のニューヨーク市場は、おそらくオペが実施されたのでしょう、最後の1時間半で100ドルの上昇を記録しました。
ただナスダック総合指数は小幅ながら下落、むしろ同指数との相関性が強い日経平均を危うく思いながら眺めていましたが、おそらく昨日に続いて今日(4月20日)も各種オペが無かったこともあって、結局は東京も小幅安で引けました。
当局の介入がないと需給バランスは売り方優勢であることが、本日の推移からも理解出来ます。
91円台に突入したと思ったら93円にまで戻したりと、ドル円相場のぶれが大きいですが、株式市場の動向をみる限り、為替相場が決定要因ではない感を受けます。
それにしてもシティグループの黒字決算は笑わせて貰いました、これぞ当局公認「粉飾」。
そのシティの親分たる「ごーるどまん・さっくす」の2010年第1四半期(1-3月期)決算も先程発表、前年同期比91%の増益だそうで、信じるものこそ救われます。
米英独の当局から訴追を受けた、或いは受けつつあるGとS証券が、何で業績急回復なのか、理由は追い追い判明してくると思われます。
しかしながら、暴徒が暴れ放題のタイや、火山が噴火し放題のアイスランドのことなぞ、誰も気に掛けない、そんな冷酷漢の集まりが金融市場です、読者各位もお気をつけ下さい。
本日(4月20日)のレーティングから。
ライオンのたてがみが泣いている、BOA傘下のMとL証券、
東京製鐵(5423)「買い継続」(目標株価1,250円→1,400円)
電炉として初めて、自動車向けに鋼板出荷開始の記事を囃しての評価でしょうが、本業の建設向けが今後中国勢の攻勢で息も絶え絶えになります。
(了)